小嶋佐和子2nd ソロアルバム “mon jardin -モンジャルダン(私の庭)” 
released on 2020年5月27日


mon jardin -モンジャルダン(私の庭)-に寄せて

なんて気持ちがいいんだろう。一粒の種が、あたたかい土の下から光をめざして、光をあびて、茎をのばして、風にそよいで、ずっと、ずっとそうしていられます。 
東 直子(歌人・作家)

ピンクムーンに出会ったときの安堵感。余計な音を一切加えず、歌そのものを伝えようとするそのストイックさは賛美歌/讃歌に通じる。幸せな明日を思い描くことが難しくなりつつある今、信仰思想を問わず悩める魂を癒す聖歌を歌う使命を与えられたのだろう。使命こそ才能だと思う。
久米 貴(音楽家)

小嶋さんがこれまでの人生で出会ってきた友人、見てきたもの、聴いてきたもの、口にしたもの、手を触れたもの、感動した体験が、丁寧につま弾かれるギターの一音、一音、歌声の各音節から感じられる。大倉山記念館の響き、そこに至る坂道まで感じられる、一期一会のアルバム。私たちの楽曲「Clock」も、小嶋さんの詞、声、山本ヤマさんのトランペットと交わることで、新しい命を与えられたようで、とても嬉しい。なんでもクリックひとつで再現、複製可能と錯覚しがちな毎日の中、このアルバムを聴くと、その日に遭遇する一つ一つの出来事から、まったく新しい命が生まれ続けていることを思い起こされる。 
田村 示音(音楽家/the sleeping beauty)